9月25日(土) 第1733回 経営者モーニングセミナー

2021年09月26日

 ◇会長挨拶

会場も新たにホテルザノットでの横リンMSが開催されました。会長挨拶ではまずは9月お誕生日の方々への花束贈呈から始まりました。

(会場に来られなかった方々にも花束届けさせて頂きます。楽しみにしていて下さい。)

会長からは事業報告会からの報告があり、今期のキャッチコピーは「みんなで目指そうナンバーワン」になり、写真撮影時は「横リンみんないいね」になりました。

挨拶では今日の講話者石田さんにかけて、当時小学生だった会長が打ったカラーボールが農場に入ってしまい、それを牛が飲み込んでしまったとのこと。苦しそうにしていて、死んだらどうしようと思っていたら、牛が口から戻してホッとしたというエピソードを話されました。そこから「苦しみがあって今がある」と講話につなげたあたり、流石会長でした。








     安藤さん 2ヵ月お待ちしておりました。


◇会員スピーチ

小野哲幹事

弁護士をされている小野幹事。このコロナ前と今で変化したことを話していただきました。まず、圧倒的に夜の会合が大幅に減ったということ。コロナ前は平均週45回だったのが今では1回あるかどうかになりました。そして何より驚きなのは、裁判がリモートになったことでした。流石に証人尋問は法廷ですが、そうでなければ基本リモートということで小野幹事もリモートで裁判をされています。コロナ前は週に23回の出廷が今では月に2回程になりました。

特にスピーチの最後に「生き残ることができる者は、強い者ではなく、変化に対応できる者」と仰っていたが如く、見事に変化に対応されている小野幹事。変化を拒むのではなく、その変化に柔軟に対応することが大切なことだと気付かせていただいたスピーチでした。

 

◇講話

株式会社石田牧場グループCEO 石田陽一様

題目「笑顔のめぐりを作る~石田牧場が目指す三方良しの経営~」

伊勢原市の石田牧場3代目でいらっしゃる石田さん。物心つくまえから酪農が身近にある生活で育ち、ご両親から家業を押し付けられる事もなく自然と酪農業に就きたいと思い始めました。そこから高校、大学と農業、酪農系の学校を卒業され縁あって1年間ニュージーランドの牧場(大きさは東京ドームの7!!)で働かれました。因みにニュージーランドの人口は横浜市と同じくらいの500万人で牛や羊の方が人間よりも多いということ。

しかし、そこでニュージーランドの生産性、規模の違いを感じ日本の酪農スタイルでは勝負にならないと挫折と不安を感じました。

帰国後、自分は何故伊勢原で酪農をしているのかと考える日々が続きます。そんな時に転機となったのが幼稚園での酪農の説明会でした。牛乳は牛の乳からできていること、牛も子どもを産まないと乳が出ないなど酪農者としては当然の事を一般の子どもや大人でさえ知らなかった事に衝撃を受けました。ショックを受けましたが、そこで石田さんは考えました。「それを知らないのは消費者の方々の責任なのか?いや違う、情報を発信してこなかった自分達生産者の責任だと」。

そこからです、伊勢原では広大な土地での酪農は無理だからと思っていたネガティブな考えが180度変わり、消費者の方々が近くにいることが伊勢原で酪農をやる利点だと気付き石田牧場の経営スタイルは変わりました。人が近くにいることで可能性が無限大だと分かり、事業の発展が始まりました。やっている事は変わっていない、考え方が変わっただけでまさに打つ手は無限!!

情報発信の一環として酪農教育ファーム学校に行って酪農を教えたり、牧場体験を始めたり、また、自分の作った物を届けたいという思いから未経験ながら新鮮な牛乳でジェラート屋も始めました。

また、新たな気付きとして、自分は教えているつもりが実は逆に教わっていた気持ちになりました。そこには牛が生きているのは当たり前じゃない、牛に感謝し、自分は牛に生かされているという気持ちが芽生え、子ども達を通して消費者を意識するようになったことで、人の成長、健康に関わっている仕事をしている、価値のある仕事をしていると思うようになりました。

見方を変えれば何事もチャンスと捉える事ができる。

石田さんの講話から諦めない気持ち、感謝の気持ち、謙虚な姿勢がいかに大切かを教えていただきました。これからも我々消費者の為に素敵な乳製品を作り、届けて下さい。

 

石田さんの思いが伝わる石田牧場のHPのアドレスは以下です。是非アクセスしてみて下さい。

<https://ishidafarmgroup.jp/index.html>

 

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横浜市倫理法人会 <https://yokorin.net/>

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